長ーい16連休の夏休みの最終日・・・夏休み前から夏風邪を風をこじらせ長引いたのでダラダラ・・・ようやく体調は回復したが明日からの仕事に備えてスタミナ補給したい!
という事で鰻を食べに川越の名店小川菊(おがぎく)へ!
ブログを見返してみると小川菊は2年半ぶりの訪問!
小川菊の創業は創業は江戸後期の1807年で200年以上の老舗店のうなぎ屋!
建物は関東大震災(大正12年)後の大正時代に建て替えられ、2012年には3ヶ月間閉店し面影は残しつつも耐震工事が行ない復活した!
開店時間5分過ぎに到着するもすでに先客・・・人気は衰えていない!

さて、1階で靴を脱ぎ昔のままの急な階段を上れる・・・
川越祭りの山車のステンドグラス!

畳の座敷の上に椅子とテーブルを置いたモダンな和空間!
うだる様な暑さ・・・開店時間(11時)の入店でまだ午前中だけどビールで喉を潤そう!
以前のビールはアサヒだったと記憶しているがメニューを見るとコエドビール!!
そしてコエドの中でもスタンダードで鰻にも合いそうな瑠璃(ルリ)が選抜されている!
瑠璃は透き通った黄金色のプレミアムピルスナービールで喉越しの良いが苦味の強いラガータイプよりもホップの深い香りがありウマい!!
ビールのつまみに鰻の骨せんべい!

うな重は鰻の量によって「重・上・特」3つのランクに分かれているが2年半前と比べても価格は正に「うなぎ登り」!
2年半前の自分のブログ記事を見返してみると重¥2,500、上¥3,000、特¥4,000 だったが、重¥2,850、上¥3,400、特¥4,500
改築前は特¥3,100円だったのを考えると4年でおよそ1,5倍・・・近年続く鰻の価格高騰を考えれば致し方ない!!

かつては無かったけどいつしかコース料理も登場!
さて、肝吸いと漬物が出てきたらもうすぐ鰻が登場の合図!
特に付く漬物は上よりも種類が多く豪華になる!

鰻の料理は縄文時代からあるようですが、現在のような蒲焼が出来たのは天保年間に、千葉県のヒゲタ醤油の五代目が、濃い口醤油を考案し濃い口醤油が江戸の人々ブームになり、濃い醤油で塗られたうなぎの蒲焼き、寿司、天ぷらなどの江戸前料理が一気に流行したという!
そして、19世紀前半には、「江戸前蒲焼き番付」が出来、江戸のうなぎ屋がその番付を目指して腕を振るう事で江戸前料理として定着したという!
特うな重
小江戸川越の鰻はもちろんでもちろん背開き捌きし蒸してから焼く江戸の流儀!
「特」は米が見えないほど鰻が重にぎっしり敷き詰められている!
というよりも重からはみ出そうなほど迫力で、過去に何度も食べてきた「特」の中でも一番大きくて「得」に感じられる!
やはり鰻の大きさはその都度の仕入れや個体差があるから今回は大きな鰻でラッキー!
そして代々継ぎ足されて受け継がれててきたタレは甘すぎず角が立ちすぎない伝統を感じさせてくれる!
ふんわり蒸された鰻は多少骨が残って食べにくい場面があったもののさすが老舗!

最近は僕も食が細くなって きたのでかなりの満腹状態!
次回は「上」のうな重か、米無しの「白焼」や「蒲焼」をゆったり飲みながら頂くのも良いかも知れない・・・
などと考えながら店を後にする!
小川菊(おがきく)
●埼玉県川越市仲町3-22
●049-222-0034
●11:00-19:00(売り切れ次第 閉店)
●定休日:木曜(外に不定休日もあり)